伝える・伝わるデザインです。
2021年1回目の投稿です。今年もよろしくお願いいたします!
私の記憶の中には
「あれホントにおいしかったな~。」
がいくつも眠っています。
その中には、なんていう名前だったか忘れてしまったものや、
もう二度と食べられないものもあります。
思い出一つ目は、20歳の頃バイト先でお客さまにもらった和菓子。
あれほんとにおいしかったな~なんて思い出しながら
お客様にひとつだけおすそ分けしていただいた和菓子の名前を、
すっかり記憶のどこかに置いてきてしまっていました。
カタチは四角。
口に入れるとほろりと崩れる外側のナニカと栗。
あと一つ、覚えているのは「皇室御用達」だったということ。
皇室御用達ということは、きっと有名な和菓子。
必ずどこかで出会えるはず・・!と
銘菓コーナーがあるお店では必ずチェックをしていました。
そして月日が流れること10年。
いつものように銘菓コーナーを見ていたら、
皇室御用達の文字。
そして四角いフォルム。
栗も入っている。
「あ、絶対これだ。」
確信をした私は興奮しつつすぐにこれを購入。
口の中に入れるとほろりと優しく崩れる黄色い餡。
大きな栗。控え目な餡子。
全部好みの配分。
あ~これだ、これだよ~~~泣
10年ぶりに食べたその味は、10年前に食べた記憶のまま
とてもおいしかったです。
和菓子大吾 爾比久良(にいくら)。
10年探していたこの和菓子は、
なんと実家から車でそんなにかからない距離にあったのでした。
よく考えたら、地元でバイトをしていたのだから、
地元のお菓子である可能性も考えればよかったんですよね。
灯台もと暗し。
おあとがよろしいようで。