デザインにおける「イラスト」と「写真」のメリット・デメリットをまるっと解説します!

こんばんは!
伝える・伝わるデザイン、中村麻奈美です。

「イラスト」と「写真」では与える印象ってどう違うの?

お客さまとお話する中でよくこのことを質問されます。

まずは下記の2つの名刺をご覧ください。

このデザインをみて、どんなことを感じたでしょうか。

イラストは、

・かわいい
・親しみやすい
・クリエイティブな感じ
・オリジナリティがある

写真は

・リアル
・顔出ししているので、信頼感がある
仕事ができる人のイメージ

といったところでしょうか。

イラストのメリット

イラストのメリットは自由度が高いというところにあります。

かわいくでも、かっこよくでも、自分が表現したいように作ることができ、
相手にどのような印象を持ってもらうかを選択することができます。

また、重要なところを強調することもできるので、写真に比べてわかりやすいこともイラストの大きなメリットの一つです。

<POINT>

  • 自由度が高い
  • 親しみを持ちやすい
  • わかりやすい

イラストのタッチによって人に与える印象は全然変わりますね。

写真のメリット

写真はなんといっても、「圧倒的なリアル感」です。

実際に存在しているという感覚を見る相手に与えてくれますし
細かいところまで再現されているので、見た人に与えることができる情報が非常に多くなります。

名刺に自分の顔の写真を使えば、顔を忘れにくいなどのメリットもありますし
店舗の写真が載っていれば、
「こういう外観・内観なんだな。」
「ちゃんと実際に店舗があるんだな」
ということが伝わり、安心感につながります。

<POINT>

  • リアル
  • 信頼感がある

 

次は、デメリットを見ていきましょう。

イラストのデメリット

・幼稚さを感じやすい
・信頼感にやや欠ける

イラストのメリットがそのままデメリットになってますね。
自由度が高いからこそのデメリットです。

写真に比べてリアル感に欠けるので、信頼度が低くなりやすいです。

写真かと思ったら実は絵だった!!というのをたまにネットで見かけますが、
あそこまで究極的に写真に似せてしまうと、もはや写真。
写真を使えばいいのであって、イラストにするメリットがありません。
(技術はとってもすごいです。あくまでデザイン上の話です)

リアル感に関するお話をコチラでもお話しているので、お時間あれば。
初耳学から見たイラストの重要性

話戻します。

この名刺、みなさんからかわいいですね、とよく言っていただき
私も気に入っているのですが、幼稚と言えば幼稚。
信頼感を伝えるという意味では、この名刺だけで考えるとやや弱いですね。

 

ビジネスでは顔写真を出した方がいいと言われています。

写真の方が信頼感を獲得しやすいので、手っ取り早く信頼感を得たい場合は写真をオススメしますが
事情があって写真を載せたくない場合にイラストもアリだと思っています。

例えば作家のひすいこうたろうさんや、しいたけ.さんは、
かわいいイラスト(似顔絵)を使い、顔出しをせず活動をされています。

お二人の場合、普段からの地道な活動がイラスト(似顔絵)に信頼感を上乗せしている
という感じですね。

 

写真のデメリット

・写真の出来に左右される
・親近感を感じにくい(イラストに比べて)

いい写真を使いましょう!

とはいっても、いい写真とはなにかを説明するのはなかなか難しいので
残念な写真って何よって方を説明しますね。

残念な写真は、事業やサービスそのものが残念な印象を与えかねないので注意が必要です。

残念な写真の一部説明させていただきます。

照明がうまくあたっていない

例えばこの笑顔の女性の写真ですが、照明のあてかたが非常に暗いです。
名刺にこの画像を入れた場合、ちょっと怖い印象を与えてしまう可能性があります。
※デザイン次第なので、この写真が必ずしも悪いというわけではありません。

おいしそうに見えない

次にこの写真ですが、
このアップの写真だとどんなうどんかわかりづらいですね。
後ろのは鶏肉・・?ちょっとよくわからない感じです。

うどん屋さんがチラシに写真を入れる場合は
どんなうどんかがわかるような写真を使う必要があります。

色も少し暗めかな。
おいしそうに見せるためには、もう少し明るい方がいいですね。
そしてお皿の色が少し赤っぽいので、全体的にやや赤に偏った配色になっていると想像します。(明るくしたら気にならないレベルになるかも)

 

一部ご紹介させていただきました。

どんな写真を使うか、はとても重要です。
みなさんが思っているよりも多くの情報を、見る人に与えているということをぜひ知っていただきたいと思います。

まとめ

イラスト、写真のそれぞれのメリットデメリットについてお話してきました。

全てのことには表もあれば裏があります。

両方を知った上で、

  • 自分がどんなシーンでどのように写真・イラストを使うつもりなのか
  • どのような印象を相手に持ってもらいたいか

などなどを考えて、総合的に決めてくださいね!

ちなみに伝える・伝わるデザインでは、どちらが自分の制作したいものにあうかわからない、という方に
きちんと理由をお伝えした上で決定していただいております。
ぜひご相談くださいね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
伝える・伝わるデザイン、中村麻奈美でした!

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