あなたのこだわりはデザインに必要か。

今日のお話は
「いいデザインにしたいけど、どうデザイナーに伝えたらいいかわからない」という方
そして、コンサルティング・コーチング・カウンセラー業などの一人社長や少人数のスタッフを持つ方に向けた記事です。

望むお客様を引き寄せるデザイン

最近、LP(ランディングページ)の制作をさせていただくことが多くなっています。

先日もコーチング業のお客様とLP作成のためのお打合せをさせていただきました。

その中で、お客様のデザインの好みやこだわりをお聞きしたところ
「自分のこだわりよりも、来てほしいお客さまが来てくれるLPにしたい」
という回答をいただきました。

 

突然ですが

仕事を軌道に乗せたいと考えているあなたが
「それには身なりも大切だ、まずは美容室に行こう」とと思い立ったとします。
美容室に行って、鏡の前に座り、美容師さんにこう伝えました。

「こだわりは特にないので、
 仕事ができそうと思ってもらえるような髪型にしてください^^!」

ある美容師さんは、「では、どのくらいの長さにしますか?」
と尋ねてくれるかもしれません。
ある美容師さんは色々お話を聞いてくれるかもしれません。

さて、数時間後、あなたはあなたが思う
「仕事ができそうな髪型」になったでしょうか。

・・・うまくいけば、思ったようになったかもしれません。

でもそうはならない確率も相当高いと思われます。

どんな髪型になっても楽しめるのであれば問題ありませんが、
「仕事ができるような髪型にしたい」のであればそうもいきませんよね。

では、思うような髪型にできた人とできなかった人では、何が違うのでしょうか。

思うような結果を引き寄せるためには

両者の違いは
こうしたいというあなたの意志を、
もしくは自分に関する情報を
きちんと伝えられたかどうか、ということです。

 

    1. あなたの仕事は?
    2. どのように見られたいのか
    3. どこくらいの髪型にしたいのか
    4. 髪質で気になること、困っていること
    5. あなたの性格
    6. あなたの生活習慣

こんなことを美容師さんから聞かれたことはありませんか?
雑談交じりに聞いてくれるので、髪型に関係あるとは思わずに話をしている人も多いかもしれません。

話をしながら、美容師さんは色んな情報を分析して、最適な髪型をチョイスしてくれているのですね。

 

例えばデザイナーのできそうな人と営業のできそうな人は方向性が違います。

例えばきっちりした性格の人だったら何ともない髪のセットも、ずぼらさんだと毎日のセットが面倒になって逆に汚く見えてしまう可能性すらあります。

これらを伝えることができた人(美容師さんから聞いてくれることが多いですが)は、思うような髪型になる確率が断然上がると思われます。
あとは、美容師さんの腕やセンスの見せ所ですね。

 

そしてこれはデザインにも同じことが言えるのです。

「デザインにこだわりはないけれど、集客できるLPを作りたい!」 のであれば、デザイナーに十分な情報を伝える必要があります。

ではどんなことを伝えればいいのか。

このお話を詳しくする前にちょっと別のお話をさせてください。

あなたが来てほしいお客様ってどんな方ですか?

もしあなたが一人社長やスタッフの少ない小規模事業主で、打ち出したいサービスが「あなた」に付随するものであるならば(例えばコンサルティング・コーチング・カウンセラー業など) 「来てほしいお客様」というのはおそらく

      • あなたのサービスに興味がある人
      • あなたの考え方に共感している人
      • あなた自身に興味がある人

だと思います。

お客様があなたのサービスに興味がある人というのは大前提として あなたの考え方、ひいてはあなた自身に興味を持っていただけていないと仕事を進めにくいですし、あなたの考え方・あなたのことを知っている方に比べて、のちにクレームなどに発展する可能性が高いかもしれません。

できれば、お客様にあなたのファンになっていただきたいと考えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

どんなことを伝えればいいのか

じゃあデザイナーに何を伝えたらいいの??
ということですが

あなたのこだわりを教えてほしい

ということなのです。

自分のサービスへのこだわり、人生のこだわり、
その他、今までお客様に喜んでいただけたことなども大変よいポイントです。
デザインのこだわりをお持ちであればそれもぜひ教えてください。
できれば、なぜそのこだわりを持つようになったか、なども深掘りできたら最高ですね!

こだわりが見つからない・・・という方は
どんな映画が好きか、どんな遊びが好きかなどの個人的な話でもいいです。

例えば、虹が好きという方がいたとします。

虹からは、空、カラフルさ、明るさ、希望、喜びなどがイメージされます。
虹から暗いイメージは想像できませんよね。
「虹が好き」という小さな情報ではありますが、
その方からは、喜びにあふれた人生を送っている・送っていきたいという気持ちを垣間見ることができます。

このように、お話をする中で、
ああ、この人はとても人との関わりを大切にする人なんだな。
女性の自立を促して、人生を輝かせたい人なんだな。
などなど、あなたのこだわりがどんどん見えてきます。

そして
それならこんなデザインはどうだろう。
こういう方法もありますよ。
というご提案をすることができます。

伝える・伝わるデザインでは、あなたのこだわりを、あなたらしさを大切にします。
それが来てほしいお客さまに来ていただくための近道だと考えてるからです。

結論。

「あなたのそのデザインのこだわりは必要か。」 に対する答えは、YES です。

もちろん伝えたいこと全てをデザインで表現することは難しいですし デザインで全てを伝えることもできません。
デザイン以外にも伝えるために欠かせない要素はたくさんあります。

伝える・伝わるデザインでは、 あなたのこだわりをお聞きし、あらゆることを総合的に判断した上で お客様の最終的なゴールである 「来てほしいお客様に来ていただく」 「あなたを好きなお客様に来ていただく」 を実現させるためのお手伝いをさせていただいています。

もしそのこだわりが、来てほしい方にピン!ときてもらえるものではない場合は
きちんとお伝えしておりますので、安心してくださいね。

今回は、こだわりってやっぱり大事だよね。というお話をさせていただきました。
参考になりましたでしょうか。

伝える・伝わるデザイン中村でした!