イラストと写真の役割~南大阪ペイントセンター様の場合~

こんにちは!
伝える・伝わるデザイン中村です。

これまで何回かイラストと写真の持つ役割についてお話してきました。

今回、興味深いサイトを見つけたのでご紹介します。

イラストと写真の持つ役割

イラストと写真の持つ役割を改めてまとめると、こんな感じです。

<イラスト>

  • 自由度が高い
  • 親近感を持ちやすい
  • わかりやすい
  • 幼稚さを感じやすい
  • 信頼感にやや欠ける

<写真>

  • リアル
  • 信頼感を持たれやすい
  • 写真の出来に左右される
  • 親近感を感じにくい(イラストに比べて)

それぞれメリットデメリットがありますね。

それを踏まえて、今回ご紹介するのはコチラのサイトです。

こちらは、南大阪ペイントセンター様の公式サイト

初めてみた時に、とてもよくできたサイトだなぁと思いました。
ユーモアと真面目さのバランスがとてもいいんです。

業界の傾向として、

  • 実際どういう風に進んでいくのかよくわからない
  • 職人て怖いんじゃない?
  • 価格はどうなってるの?

みたいな不安感をもたれやすいと思います。
一般の人がしょっちゅう頼む作業でもないですしね。

伝デザの実家でも、去年雷が落ちた時に色々な会社に作業をお願いしたのですが
最初はどこの会社に頼むか検討もつかず、まあまあ途方に暮れたのを覚えています。
(ちょっと嫌な思いもしてます笑 詳しくは下記にて)

たくさんの業者さんの中から選ばれるためには、できるだけ
サイトを見る人に
「大丈夫だよ~安心だよ~信頼してね!」
ということを伝えていかなければなりませんね。

それができているサイトだなと感じました。

<このサイトの注目すべきところ!>

  • 説明が丁寧
  • 写真とイラストをうまく混在させていてわかりやすい内容になっている
  • 社員さんのユーモア溢れる画像が入っている
  • 親密感を感じやすいサイト

真面目な写真を使って信頼感をアピールしつつ、イラストを使ってわかりやすく説明
そして極めつけは、社員さんのユニークな写真を使って、安心感を感じてもらえるようにしています。

職人さんは寡黙でちょっと怖いというイメージ、これを見る限りありませんよね。

先ほどの説明で、写真のデメリットとして「親近感を出しにくい」ことを挙げていますが、
こちらは写真を使いつつ、イラストのメリットも兼ね備えちゃってます。
私は特にこれ↑に感動しました。目から鱗。

写真は真面目なだけのものではない、イラスト寄りの印象<親近感を持ちやすい>をも与えることもできるといういい例だと思います。

しかも、「交換日記形式の日報」を利用して相談しやすいシステムも作られています。これめちゃくちゃいいですね~!
私も機会があればこういう会社さんにお願いしたいです。

ちなみにこれを可能にするには、職人さんの協力が必要です。
顔出しのしかもおもしろい写真をサイトに掲載する、交換日記などを導入するには
よっぽど社内コミュニケーションが密でないと難しいのでは、と思います。

くすっと笑えるおふざけ感もありますが、きちんとその他の説明で真面目さを補完しているので、
そのおふざけ感は信頼感を欠くことなく親しみにつながっています。
色んな意味でとても素敵なサイト、そしてステキな会社だなあだと思います。

 

もしあなたが、「信頼感だけでなく親密感も高めたい!」という場合は
こういう写真の使い方もあるよ!という参考になれば幸いです。
※ふざけすぎになってしまう可能性もあるので、バランス重要です!

南大阪ペイントセンター様
掲載の許可ありがとうございました^^!

コチラもよろしければどうぞ!↓