デザインが何故かうまくいかない時にする3つのコツ<中級者編>

チラシなど簡単なデザインなら自分で作ると言う方も多いかと思います。

今、なんとなくデザインを作っているけれどもう少しいいものを作りたい!と言う方に向けて
デザインをするのにここは押さえておきたいコツを3つ、
お伝えさせていただきます。

初級編もご紹介していますので、こちらもぜひ。

デザインがうまくいかない時にする3つのコツ<初級者編>
「デザインがうまくまとまらなくて、、、どうしたらいいですか?」というデザイン初心者さんからのご質問。

 

コツその1. 文字のメリハリをつける

伝えたい言葉は目立たせましょう!
文字を大きくしたり、太くしたり、色を変えたり方法は色々あります。

DMやポスティングチラシなどは、
見る人が一瞬で「いる・いらない」を判断しますので
伝えたいことは大きくします。

名刺や説明用資料など手渡しで話をしながら見てもらえるものであれば、
そこまでメリハリをつけなくても大丈夫です。

どのくらい大きくしたらいいか、ですが、

薄目でデザインを見てください。

薄目を開けた女性

ギャグじゃないです笑
本気です。

私が企業にいた時もこのように後輩ちゃんに教えていました。

見る時の目とデザインの距離は
お客さまがそれを見る時を想定するとより良いです。

先ほど例に挙げた手渡しの場合は、結構近い距離で。

ポスティング用の場合は、ポストから手に取ってはいるものの、チラ見する程度なので遠めの距離で。

薄目でデザインを見た時のチラシイメージ
薄目でデザインを見た時のチラシイメージ

薄目で見た時に最初に目に入ってくるのは「最近~~」のタイトルと1980円のお値段でしょうか。
その次に真ん中のオレンジの●の文言という感じだと思います。

タイトル、値段が大きいし色も目立つので、薄目にしても結構はっきりと見えますね。

それが一番最初に目に入る文言だと思ってください。

見る人に「お?」と思ってもらう大切な文言です。

どのくらいメリハリをつけるかは用途次第なので一概にいえませんが、確認の方法として使ってみてくださいね。

 

コツその2. 色を使い過ぎない

チラシ

デザインを作成する時にはまずどの色を使うかルールを決めます。

トンマナと言ったりしますね。

上記のデザインでは、基本的に

茶(ベース色)
緑(強調色)
赤(強調色)
黄(背景色)

を使っています。

他にも色を使っていますが、ほとんどが上記3つのいずれかの色に属しています。(イラスト・写真を除く)

ベース色は一番多く使う色になります。
茶(ベース色)

ベース色をメインにデザインすることで
緑・赤色が活きたデザインになります。

色をたくさん使うと雑多な印象になりやすく
どこに目を向けていいかわかりづらくなりますので
最初は色を意識的に少なくしていきましょう。

ちょっと本筋から脱線しますが、このデザインは文字も黒ではなく茶色にしました。
黒はとても強い色なので、メリハリがつきすぎてキツイ印象になることもあります。
なので、文字も強い印象にしたくない場合にグレーや茶色など黒以外の色もよく使います。

文字色は左が茶色、右が黒です。

チラシ

すごく印象が変わる!というほどではありませんが、
全体のやわらかさが違ってくると思います。

 

チラシ

コチラのデザインは、
●黒(ベース色)
水色(強調色)
赤(強調色)

で構成しています。

ピンクと黒を基調としており
強調色として赤と水色を使っているのがわかると思います。

文字は黒を使っています。
黒を使うとはっきりした印象になりますね。

このようにルールを決めて作成すると、デザインがすっきりまとまるのでとても見やすくなります。

コツその3. 写真かイラストを1つは入れること

写真やイラストが入っただけでぐっと印象が強くなります。

また、人は人の顔に反応するため、できれば人の顔が入ったものを入れてください。

下のデザインは、人物イラストをざっくりと削除したものですが、
印象が全く違いますね。(ちょっとデザインが破綻しているのはご愛敬)

人のイラストや写真が入ってないチラシ。

ちなみに、イラストと写真はどっちを選べばいい?
についてブログに書いていますので、参考にしてください。

デザインにおける「イラスト」と「写真」のメリット・デメリットをまるっと解説します!
こんばんは! 伝える・伝わるデザイン、中村麻奈美です。 「イラスト」と「写真」では与える印象ってどう違うの? お客さまと...

まとめ

デザインに迷った時にする3つのことについてお話させていただきました。

細かいことは抜きにしても、これをやれば結構いいデザインができると思います。
ぜひ実践してみてくださいね。